Japanese
English
症例報告
皮膚症状が先行した慢性骨髄単球性白血病の1例
A case of chronic myelomonocytic leukemia presenting skin infiltration
元田 夏紀
1
,
清水 忠道
1
,
横田 浩一
1
,
西江 渉
1
,
谷村 心太郎
1
,
入江 達朗
2
,
清水 宏
1
Natsuki MOTODA
1
,
Tadamichi SHIMIZU
1
,
Koichi YOKOTA
1
,
Wataru NISIE
1
,
Shintaro TANIMURA
1
,
Tatsurou IRIE
2
,
Hiroshi SHIMIZU
1
1北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野
2愛育病院内科
1Depertment of Dermatology,Hokkaido University,School of Medicine
2Division of Internal Medicine,Aiike Hospital
キーワード:
慢性骨髄単球性白血病
,
MDS
,
特異疹
Keyword:
慢性骨髄単球性白血病
,
MDS
,
特異疹
pp.760-762
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100782
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63歳,男性.2002年5月頃より背部・前胸部に紅色小丘疹が出現し,その後全身に拡大したため精査目的で来院.受診時全身に小指頭大までの紫紅色の浸潤を触れる小丘疹・結節が多数認められた.組織学的には真皮全層の膠原線維間に密に浸潤する核に切れ込みのある大型の異型細胞が認められ,myeloperoxidase染色が陽性であった.骨髄生検では過形成および大型で核に切れ込みのある単球系の異型幼若細胞が15%認められ,MDSの一型であるCMMoLの診断に至った.化学療法を施行中に急性転化を生じたが,化学療法は奏効し皮疹は消退した.
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