Japanese
English
症例報告
腹部に限局した再発性環状紅斑様乾癬の1例
A case of annular pustular psoriasis localized to abdominal portion
西澤 綾
1
,
金子 高英
1
,
玉井 克人
1
,
花田 勝美
1
Aya NISIZAWA
1
,
Takahide KANEKO
1
,
Katsuto TAMAI
1
,
Katsumi HANADA
1
1弘前大学医学部皮膚科学教室
1Depertment of Dermatology,Hirosaki University School of Medicine
キーワード:
再発性環状紅斑様乾癬
,
海綿状膿ほう
,
●外字:58814●桃摘出術
Keyword:
再発性環状紅斑様乾癬
,
海綿状膿ほう
,
●外字:58814●桃摘出術
pp.723-725
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100770
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4歳,女児.2年前より臍周囲に限局して短期間で消退する再発性の環状紅斑,膿ほうがあった.ステロイド外用にて軽快するも,出没を繰り返していた.病理組織学的にて表皮の肥厚,角層下の好中球性膿ほうおよび表皮内海綿状膿ほうを認め,再発性環状紅斑様乾癬と診断した.発熱,上気道感染後に皮疹の増悪を認めるため,耳鼻科受診.滲出性中耳炎,慢性扁桃炎,慢性副鼻腔炎と診断される.両鼓膜チューブ挿入術,両口蓋扁桃摘出術を施行,術後一時皮疹の増悪をみたものの,大部分は色素沈着となり消退した.現在皮疹の新生はほとんどみられず経過良好である.
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