Japanese
English
症例報告
色素性乾皮症D群の1例
A case of xeroderma pigmentosum group D
星野 優子
1,2
,
関塚 敏之
1
,
森脇 真一
3
Yuko HOSHINO
1,2
,
Toshiyuki SEKIZUKA
1
,
Shin-ichi MORIWAKI
3
1榛原総合病院皮膚科
2浜松医科大学皮膚科学教室
3浜松医科大学光量子医学研究センター
1Depertment of Dermatology,Haibara General Hospital
2Depertment of Dermatology,Hamamatsu University School of Medicine
3Photon Medical Research Center,Hamamatsu University School of Medicine
キーワード:
色素性乾皮症
,
相補性試験
,
皮膚癌
,
DNA修復
Keyword:
色素性乾皮症
,
相補性試験
,
皮膚癌
,
DNA修復
pp.650-652
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100753
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68歳,女性.幼児期より日光に当たると顔面が赤くなりやすかった.20歳の時に近医を受診した際,色素性乾皮症(xeroderma pigmentosum:XP)を疑われたため厳重な遮光を開始した.50歳より露光部に皮膚腫瘍が多発してきた.当院初診時(51歳),顔面,項部,上胸部,手背などの日光露光部には数mm大までの小色素斑がみられ,皮膚は全体に粗造であった.現在まで11回にわたり顔面の皮膚腫瘍を切除している.患者細胞の不定期DNA合成能は正常の47%であった.宿主細胞回復能を指標としたXP相補性テストにてXPD群と診断した.
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