Japanese
English
症例報告
重症筋無力症に伴って発症した悪性線維性組織球腫の1例
A case of malignant fibrous histiocytoma complicated with myasthenia gravis
鶴見 純也
1
,
酒井 司
1
,
山﨑 雙次
1
Junya TSURUMI
1
,
Tsukasa SAKAI
1
,
Soji YAMAZAKI
1
1獨協医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Dokkyo University School of Medicine
キーワード:
重症筋無力症
,
悪性線維性組織球腫
Keyword:
重症筋無力症
,
悪性線維性組織球腫
pp.80-82
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100497
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要約 重症筋無力症患者に発症した悪性線維性組織球腫(MFH)の1例を報告した.48歳,女性.25年来の重症筋無力症に対し1980年3月に胸腺摘出術を施行された.2001年2月頃より左腋窩に硬結を自覚,5月10日当科に紹介初診された.15×16mm大の皮下硬結を切除した.組織学的にMFHと診断し,その後拡大切除および分層切除術を施行した.プレドニゾロン55mg隔日内服中にもかかわらず,植皮の生着は良好であった.術後2年後に局所再発したものの,再切除後の現在,再発は認められない.文献的に重症筋無力症では悪性腫瘍の合併が多く,特にMFHが多いことをまとめた.
鶴見純也,他:臨皮60:80-82,2006
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