Japanese
English
症例報告
水疱性エリテマトーデスに多発性筋炎を合併した1例
A case of bullous lupus erythematosus complicated with polymyositis
沖田 博
1
,
大塚 勤
1
,
山崎 雙次
1
Hiroshi OKITA
1
,
Tsutomu OHTSUKA
1
,
Soji YAMAZAKI
1
1獨協医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Dokkyo University School Medical
キーワード:
水疱
,
水疱性エリテマトーデス
,
全身性エリテマトーデス
,
多発性筋炎
Keyword:
水疱
,
水疱性エリテマトーデス
,
全身性エリテマトーデス
,
多発性筋炎
pp.50-53
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100385
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
76歳,女性.2001年7月の初診の1か月前より,特に誘因なく顔面・頚部・両手背・両前腕に自覚症状のない米粒大から小豆大の紅色丘疹・血疱が出現し,また,全身の筋力低下と意識障害も認めた.アメリカリウマチ学会のSLEの診断基準は5項目,Bohanの多発性・皮膚筋炎の診断基準を3徴候,Camisa & Sharma1)らの水疱性エリテマトーデスの診断基準の3項目を満たし,水疱性エリテマトーデスと多発性筋炎の合併と診断した.治療はプレドニゾロン50mg/日より投与開始し,8週間後プレドニゾロン15mg/日に減量したところカリニ肺炎と成人呼吸促迫症候群を併発し,ステロイドパルス療法施行するも播種性血管内凝固(DIC)を合併し2001年年10月18日永眠された.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.