Japanese
English
症例報告
体幹に大型の環状紅斑を呈したサルコイドーシスの1例
A case of sarcoidosis with large annular erythema on the trunk
岩井 千華
1
,
乾 重樹
1
,
中島 武之
1
,
小阪 博
1
,
板見 智
1
,
吉川 邦彦
1
Chika IWAI
1
,
Shigeki INUI
1
,
Takeshi NAKAJIMA
1
,
Hiroshi KOSAKA
1
,
Satoshi ITAMI
1
,
Kunihiko YOSHIKAWA
1
1大阪大学大学院医学系研究科分子病態医学皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Course of Molecular Medicine, Osaka University Graduate School of Mdicine
キーワード:
サルコイドーシス
,
環状紅斑
,
局面型
,
Hansen病
Keyword:
サルコイドーシス
,
環状紅斑
,
局面型
,
Hansen病
pp.438-440
発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903982
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65歳,女性.背部を中心に,径2〜10cmまでの淡紅色の環状の紅斑を多発した局面型サルコイドーシスを経験した.血清中のLDH,リゾチーム,ACEは上昇していた.ツベルクリン反応は陰性.病理組織学的には真皮全層に乾酪壊死を伴わない小型の類上皮細胞性肉芽腫が島状に散在していた.神経症状は認められないものの,Hansen病との鑑別が必要と考えた.PGL−1に対する血清反応検査,皮膚組織抽出DNAを用いたPCR法による癩菌DNA検索を実施し,これを否定した.
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