Japanese
English
症例報告
皮疹から糖尿病が診断された汎発性環状肉芽腫の1例
Generalized granuloma annulare associated with diabetes mellitus
渡辺 宏数
1
,
清水 忠道
1
,
清水 宏
1
Hirokazu WATANABE
1
,
Tadamichi SHIMIZU
1
,
Hiroshi SHIMIZU
1
1北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野
1Department of Dermatology,Hokkaido University Graduate School of Medicine
キーワード:
汎発性環状肉芽腫
,
糖尿病
,
糖負荷試験
,
耐糖能異常
Keyword:
汎発性環状肉芽腫
,
糖尿病
,
糖負荷試験
,
耐糖能異常
pp.975-977
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100275
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要約
72歳,女性.約2年前より背部から両上肢,両側腹部に境界明瞭で豌豆大までの紅斑,丘疹が多発してきた.病理組織学的に真皮内に柵状肉芽腫の像を認め,中心部真皮に著明なムチンの沈着がみられ,汎発性環状肉芽腫と診断した.耐糖能異常の有無を検索したところ,空腹時血糖,尿糖に異常はみられなかったが,75g糖負荷試験で2型糖尿病と診断された.糖尿病のコントロールおよびステロイド外用療法により皮疹は約4か月後に消失した.
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