Japanese
English
治療
PUVA療法が有効であった汎発性環状肉芽腫
Generalized granuloma annulare successfully treated with PUVA
池田 光徳
1
,
小玉 肇
1
Mitsunori IKEDA
1
,
Hajime KODAMA
1
1高知医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology Kochi Medical School
キーワード:
汎発性環状肉芽腫
,
遅延型アレルギー
,
治療
,
PUVA療法
,
副腎皮質ステロイド剤
Keyword:
汎発性環状肉芽腫
,
遅延型アレルギー
,
治療
,
PUVA療法
,
副腎皮質ステロイド剤
pp.473-476
発行日 1995年5月1日
Published Date 1995/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901560
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44歳,男性.6〜7年前より両手背に環状結節および紅斑が初発し,次第に全身に拡大多発してきた.耐糖能は正常で,糖尿病を伴わない汎発性環状肉芽腫と診断した.液体窒素療法,DDS,INHないしインドメタシンの内服は無効,プロピオン酸クロベタゾールの外用はある程度有効であった.体幹右半分に施行したPUVA療法は,総量7.2J/cm2照射後2カ月して著明な効果がみられた.残存する皮疹には,プレドニゾロンの全身投与が著効を呈した.PUVA療法は,汎発性環状肉芽腫に対しても有用な治療手段であると考えられた.
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