Japanese
English
症例報告
リン酸オセルタミビルとイミペネム使用後に生じた多形紅斑型薬疹
Morbilliform drug eruption after treatment with oseltamivir phosphate and imipenem
三谷 直子
1
,
山田 正子
1
,
相原 道子
2
,
池澤 善郎
2
Naoko MITANI
1
,
Masako YAMADA
1
,
Michiko AIHARA
2
,
Zenro IKEZAWA
2
1横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター皮膚科
2横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Yokohama City University Medical Center
2Department of Environmental Immuno-Dermatology,Yokohama City University Graduate School of Medicine
キーワード:
オセルタミビル
,
抗インフルエンザ薬
,
多形紅斑
,
副作用
,
リンパ球幼若化試験
Keyword:
オセルタミビル
,
抗インフルエンザ薬
,
多形紅斑
,
副作用
,
リンパ球幼若化試験
pp.494-496
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100182
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要約
67歳,女性.B型インフルエンザと診断され,リン酸オセルタミビル(タミフル (R))を5日間内服,イミペネム(チエナム (R))を8日間点滴静注された.リン酸オセルタミビル終了2日後から痒みを伴う多形紅斑型中毒疹が出現し,抗アレルギー薬内服とステロイド薬外用にて約10日で軽快した.リン酸オセルタミビルに対するスクラッチパッチテストは陽性であったが非特異反応を疑った.リンパ球幼若化試験は303%と陽性であった.イミペネムに対する検査は行うことができなかったが,オセルタミビルによる薬疹を強く疑った.
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