Japanese
English
症例報告
血管拡張性肉芽腫の臨床像を示した単発性神経鞘腫の1例
A case of schwannoma resembling granuloma telangiectaticum
安念 美雪
1
,
岩原 邦夫
2
Miyuki ANNEN
1
,
Kunio IWAHARA
2
1順天堂大学医学部皮膚科学講座
2江東病院皮膚科
1Department of Dermatology,Juntendo University,School of Medicine
2Division of Dermatology,Koto Hospital
キーワード:
単発性神経鞘腫
,
手指爪根部
Keyword:
単発性神経鞘腫
,
手指爪根部
pp.294-296
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100079
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要約
55歳,男性.左第4指爪根部に直径15mmの淡赤色腫瘤を認め,さらにその上に小腫瘤が重なっていた.組織学的には,腫瘍細胞は紡錘形から長楕円形の核を有し,柵状に配列し,Verocay bodyも存在し,S-100蛋白染色は陽性所見を得た.本邦皮膚科領域で発表された108例と併せて統計的に考察した.統計上では性差はなく,軀幹,四肢に好発し,手指爪根部はまれで,4例であった.
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