症例
妊娠中に生じた血管拡張性肉芽腫の2例
重野 和彦
1
,
鈴木 英子
,
今門 純久
1日本赤十字社医療センター 皮膚科
キーワード:
Steroids
,
耳疾患
,
凍結外科
,
経皮投与
,
妊娠合併症
,
皮膚疾患-手部
,
肉芽腫-化膿性
,
皮膚外科
,
液体窒素
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Cryosurgery
,
Ear Diseases
,
Hand Dermatoses
,
Pregnancy Complications
,
Steroids
,
Granuloma, Pyogenic
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.1749-1752
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017077901
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症例1(29歳女性)。妊娠29週に左外耳道に暗紅色結節が出現したため受診となった。初診時、左外耳道には8mm大のポリープ状の暗紅色結節を認め、局所麻酔下に腫瘍を切除したところ、病理組織学的に血管拡張性肉芽腫の診断に至った。症例2(27歳女性)。妊娠38週に左薬指の紅色結節が出現したため受診となった。初診時、左薬指背側のPIPとDIPの間に12×8mm大の双葉状紅色結節を認め、妊娠腫瘍と診断した。出産後に液体窒素療法とステロイド外用による治療を開始したところ、出産後10週で略治した。
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