印象記
「第8回日本-中国合同皮膚科学術会議」に参加して
松吉 徳久
1
1京都大学大学院医学研究科皮膚科
pp.209-211
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100058
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2004(平成16)年11月12日から14日にかけて,中国昆明において第8回日本-中国合同皮膚科学術会議が開催されました.中国通の方は別として,「昆明ってどこ?」という声が聞こえてきそうな気がします.私はこの学会に事務局の一員として,参加させていただきました.実は,これが2回目の昆明訪問です.前回は会場や宿泊先のホテルの下見,中国側との打ち合わせと多忙を極め,街の風景は移動のバスから眺めるだけでした.初めて訪れる中国のパワーに圧倒されてしまい,多くの人,派手すぎる装飾や電飾,排気ガスを撒き散らす自動車やオートバイが強く印象に残りましたが,昆明がどんな所かを見る時間はありませんでした.今回は,ゆっくりと昆明の街を見ることができましたし,中国流の学会運営を観察することができました.
昆明は雲南省の中部にある省都で,緯度は沖縄とほぼ同じであり,標高は海抜約1,900mと高地にあるため,気候が1年を通じて温暖であることから,別名「春城」とも呼ばれています.このような都市の性格からマラソンの高地トレーニングの場所として有名で,実際,往きの飛行機に有名なマラソン選手が乗っていたという話も耳にしました.
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