印象記
第3回日本—中国皮膚科学術会議
小泉 洋子
1
1北海道大学医学部皮膚科
pp.312-313
発行日 1993年3月1日
Published Date 1993/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900848
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第3回日本—中国皮膚科学術会議が小川秀興順天堂大学教授,陳錫唐中日友好医院教授を会長のもとに中国,大連棒棰島賓館において1992年10月1日から3日まで開催されました.
日本からは180余名,中国側は170余名と多数の参加者が集い,演題数189題と盛大な会でした.10月1日に行われた開会式には参加者が一堂に会し,壇上には日本,中国の本学会の会長,中華医学会副会長,大連市長を含め10数名が並び,日中友好,開国43周年目の国慶節を祝福し,日中皮膚科会議の成功を慶び,ますます感んならんことを願う挨拶が交わされました.引き続きWayne StateUniversity, Ken Hashimoto教授が招待講演を行い学会に入りました.“Recent progress on Merkelcell biology-oncology of Mer—ke cell and Merkel cell car—cinoma of human skin—”と題して英語で講演されました.Mer—kel cellの胚芽期における分化と,Merkel cell carcinomaについて中国語のスライドをまじえて最新の知見を示されました.特別講演は中国側から,林照然教授(大連医学院)が“Lectin histochemis—try in skin disease”,高天文博士(第三軍医大学)が“Study onproliferative activity ofmelanocytic tumors”,日本側からは森俊二教授(岐阜大学)が“全身性強皮症”について講演されました.
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