Japanese
English
症例報告
環状紅斑を契機に発見された肝細胞癌
Erythema annulare associated with hepatocellular carcinoma
大山 奈緒子
1
,
天野 博雄
1
,
田村 敦志
1
,
石川 治
1
Naoko OHYAMA
1
,
Hiroo AMANO
1
,
Atsushi TAMURA
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
1群馬大学大学院医学系研究科皮膚病態学
1Department of Dermatology,Gunma University Graduate School of Medicine
キーワード:
環状紅斑
,
内臓悪性腫瘍
,
肝癌
Keyword:
環状紅斑
,
内臓悪性腫瘍
,
肝癌
pp.142-144
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100037
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要約
85歳,男性.環状紅斑を契機に肝癌が発見された症例を報告する.5年前より毎年5~7月頃にかけて環状紅斑が出現し,11月頃に自然消退していた.内臓悪性腫瘍の検索を行ったところ,原発性肝細胞癌が見いだされた.肝細胞癌の治療を行ったところ皮疹は消退し,その後,現在に至るまで再発を認めていない.内臓悪性腫瘍に伴った環状紅斑の本邦報告18例の文献的検討とともに報告する.
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