目でみる耳鼻咽喉科
鑑別に苦慮した甲状腺微小癌頸部リンパ節転移症例
楠 威志
1
,
森 一功
1
,
寺尾 恭一
1
,
村田 清高
1
1近畿大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.910-911
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902646
- 有料閲覧
- 文献概要
最大径1cm以下の甲状腺微小癌については,子後がよく治療の必要がないとする報告1)もある。その反面,原発巣が微小癌であっても頸部リンパ節転移巣から発見されたオカルト癌の報告2〜4)も散見される。
今回,われわれは鑑別に苦慮した甲状腺微小癌頸部リンパ節転移症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.