発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002023339
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リンパ節転移は,数多くの癌種において患者の予後を規定する重要な因子である.そのメカニズムはいまだ不明な部分が多いものの,基本的には血行性転移と同様の過程を経て形成されると想定されている.分子生物学的手法の進歩にて,リンパ節転移を制御している分子機構が解明されつつある.最近,リンパ節生着におけるケモカイン受容体の関与や,VEGFファミリーのリンパ管新生因子としての関与が報告され,リンパ節転移研究の大きな起爆剤になる可能性がある
©Nankodo Co., Ltd., 2001