目でみる耳鼻咽喉科
Gorlin-Cohen症候群の1症例
金田 裕治
1
,
金子 満
1
,
南 詔子
1
,
鎌田 喜博
1
,
鈴木 健策
1
,
村井 和夫
1
1岩手医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.810-811
発行日 1999年11月20日
Published Date 1999/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902065
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Gorlin-Cohen症候群は別名frontometa-physeal dysplasiaと呼ばれ,前額部の著明な突出と長管骨骨幹端異形成症など身体的特徴のほかに種々の合併症を有する疾患で(表1),1969年,GorlinとCohenにより報告された。以来,20数例の報告をみるのみで,耳鼻咽喉科領域の報告は少なく,難聴に関する詳細は未だ明らかではない。今回,両側骨性外耳道狭窄を合併したGorlin-Cohen症候群の1例を経験したので報告する。
症例:28歳,男性。
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