目でみる耳鼻咽喉科
上顎癌動注療法における皮下埋め込み式リザーバーの使用経験
川名 正博
1
,
五十嵐 文雄
1
,
中野 雄一
1
,
荒井 辰彦
2
1新潟大学医学部耳鼻咽喉科学教室
2秋田赤十字病院耳鼻咽喉科
pp.454-455
発行日 1990年6月20日
Published Date 1990/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900078
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浅側頭動脈からの動注療法は上顎癌に対する重要な治療法のひとつである。われわれは動脈留置材料として硬膜外カテーテルを使用してきたが,皮下埋め込み式リザーバーを4症例に使用し,良好な結果を得たので報告する。
皮下埋め込み式リザーバーの構造は簡単で,動脈に留置するカテーテルと,ヘパリンなどを貯留し皮膚より注射針を刺入するリザーバーに分かれている(図1)。
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