Japanese
English
特集 頭頸部がん薬物療法—プロに学ぶ最善の選択
《甲状腺がんに対する薬物療法》
髄様癌
Anti-cancer drug for medullary thyroid carcinoma
田原 信
1
Makoto Tahara
1
1国立がん研究センター東病院頭頸部内科
キーワード:
甲状腺髄様癌
,
RET遺伝学的検査
,
がん遺伝子検査
,
RET阻害薬
,
マルチキナーゼ阻害薬
Keyword:
甲状腺髄様癌
,
RET遺伝学的検査
,
がん遺伝子検査
,
RET阻害薬
,
マルチキナーゼ阻害薬
pp.935-938
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203819
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●甲状腺髄様癌(MTC)は,RET遺伝子変異が散発性で60%以上,遺伝性で90%以上と高頻度に認められる。
●セルペルカチニブは,未治療の根治切除不能なRET遺伝子変異陽性MTCを対象とした第Ⅲ相試験にて,マルチキナーゼ阻害薬(バンデタニブ,カボザンチニブ)と比較して統計学的有意に無増悪生存期間を延長させた。
●根治切除不能なMTCに対してマルチキナーゼ阻害薬であるバンデタニブ,ソラフェニブ,レンバチニブが使用可能である。
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.