Japanese
English
特集 伝音難聴を克服する 一歩進んだ診断と手術・人工聴覚器の適応の見極め
《手術適応の見極め》
小児滲出性中耳炎への手術適応と課題
Indications for and pitfalls of surgery for pediatric otitis media with effusion
伊藤 真人
1
Makoto Ito
1
1自治医科大学小児耳鼻咽喉科・耳鼻咽喉科学
キーワード:
鼓膜換気チューブ留置術
,
アデノイド切除術
,
診療アルゴリズム
,
endoscopic powered adenoidectomy
,
手術後遺症
Keyword:
鼓膜換気チューブ留置術
,
アデノイド切除術
,
診療アルゴリズム
,
endoscopic powered adenoidectomy
,
手術後遺症
pp.28-31
発行日 2024年1月20日
Published Date 2024/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203560
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POINT
●鼓膜換気チューブ留置術の手術適応の決定にあたっては,難聴の程度とそれが及ぼす影響を評価する。
●アデノイド切除術の手術適応の決定にあたっては,患児の年齢と夜間無呼吸の程度を評価する。
●幼少児のアデノイド手術では,パワーデバイスを用いたendoscopic powered adenoidectomy(EPA)も考慮する。
●鼓膜換気チューブ留置術は有効な治療法であるが,鼓膜の菲薄化,穿孔残存や鼓膜石灰化などの合併症や後遺症を伴うことのある侵襲的治療である。
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