Japanese
English
特集 伝音難聴を克服する 一歩進んだ診断と手術・人工聴覚器の適応の見極め
《手術適応の見極め》
鼓膜穿孔への手術適応と課題
Indications for and problems of surgery for tympanic membrane perforation
綾仁 悠介
1
,
萩森 伸一
1
Yusuke Ayani
1
,
Shin-Ichi Haginomori
1
1大阪医科薬科大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
鼓膜穿孔
,
慢性穿孔性中耳炎
,
鼓膜穿孔閉鎖術
,
鼓膜形成術
,
鼓室形成術
Keyword:
鼓膜穿孔
,
慢性穿孔性中耳炎
,
鼓膜穿孔閉鎖術
,
鼓膜形成術
,
鼓室形成術
pp.32-36
発行日 2024年1月20日
Published Date 2024/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203561
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POINT
●症状に乏しい鼓膜穿孔であっても,聴力予後の点から早期に穿孔閉鎖を図るのがよい1)。
●経外耳道的内視鏡下手術(transcanal endoscopic ear surgery:TEES)やトラフェルミン(遺伝子組換え)製剤(リティンパ®)を用いた鼓膜穿孔閉鎖術など,新しい手術法により治療の選択肢が増加している。
●鼓膜穿孔の状態,併存病態,患者背景を考慮し,症例ごとに最適な術式を選択することが大切である。
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