増刊号 結果の読み方がよくわかる! 耳鼻咽喉科検査ガイド
Ⅰ.聴覚検査
純音・語音聴力検査
大石 直樹
1
1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
伝音難聴
,
感音難聴
,
マスキング
,
交差聴取
,
最高語音明瞭度
,
語音弁別能
Keyword:
伝音難聴
,
感音難聴
,
マスキング
,
交差聴取
,
最高語音明瞭度
,
語音弁別能
pp.6-10
発行日 2022年4月30日
Published Date 2022/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202975
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POINT
◆純音聴力検査は最も重要かつ基本的な聴覚検査である.
◆純音聴力検査においては伝音難聴,感音難聴の区別が重要であり,気骨導差がみられる例ではマスキングノイズが正しくかけられているかどうかの確認が常に必要である.
◆語音聴力検査は,聴力改善手術や補聴器の効果予測に有用であり,純音聴力検査の結果と併せて解釈することで,機能性難聴や後迷路性難聴の可能性にも気がつきやすくなる.
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