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今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
聴力低下がみられたら
When hearing loss is detected by hearing test
田山 二朗
1
1国立国際医療研究センター耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
伝音難聴
,
感音難聴
,
混合性難聴
,
騒音性難聴
,
老人性難聴
,
純音聴力検査
Keyword:
伝音難聴
,
感音難聴
,
混合性難聴
,
騒音性難聴
,
老人性難聴
,
純音聴力検査
pp.993-999
発行日 2019年9月15日
Published Date 2019/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202121
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Point
●人が聴取できる周波数は20〜20,000Hzにわたるが,日常会話は主に250〜4,000Hzの間で行われる.
●健診・人間ドックで行われる聴力検査(選別聴力検査)では,1,000Hzで30dB,4,000Hzで30dB(高齢者では40dB)の検査音が聴取できないときに異常とされる.
●加齢や騒音による聴力低下(難聴)は,人の会話域をはずれた高音域から始まり徐々に進行するために気が付きにくい.
●選別聴力検査で異常がみられた場合には,耳鼻咽喉科医の診察を受け,難聴の原因と程度を診断し,必要に応じ,手術や補聴器など適切な対応ができるように配慮する.
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