Japanese
English
特集 耳鼻咽喉科医が知っておくべきワクチン医療
わが国のワクチン行政の現状と将来
The presence and future of vaccine administration in Japan
小川 郁
1
Kaoru Ogawa
1
1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.302-305
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202332
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POINT
●ワクチン接種は歴史的,社会的にみて大きな効果を示しているが,その副作用も散見され,わが国のワクチン・ギャップの一因となっている。
●2013年以降,ワクチン・ギャップ是正に向けて定期接種ワクチンの追加などが行われたが,わが国のワクチン行政の問題点として任意接種という区分の存在がある。かなり以前に認可された小児に有用なワクチンであっても,依然として任意接種のままのものがある。
●定期接種化を妨げる要因として,①同時接種の制約,②他の予防接種との間隔の制約,③発熱時の予防接種の中止,がある。
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