特集 消化管がん診療の入口から診断・治療の最前線まで―早期発見・個別化医療の新時代へ
[Chapter 2] 消化管がんの検診
わが国の胃がん検診の現状と課題,将来展望
山道 信毅
1
1東京大学医学部附属病院 予防医学センター/消化器内科
キーワード:
胃がん検診
,
胃X線検診
,
内視鏡検診
,
リスク層別化検査
Keyword:
胃がん検診
,
胃X線検診
,
内視鏡検診
,
リスク層別化検査
pp.193-198
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_193
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
★★★ 対策型検診としての内視鏡検査の導入,Helicobacter pylori保菌率の低下と除菌治療の普及,胃がんの罹患数・死亡数の減少と患者の高齢化などがあり,胃がん検診は大きな転換期を迎えている.
★★ 従来の画一的な全数検診から個人リスクに応じた検診戦略への転換が期待されており,血清・内視鏡・胃X線検査のそれぞれでH. pylori感染状態に基づくリスク層別化の概念が広がっているが,実装には多くの課題が山積する.
★★ 胃がん検診の将来として,「H. pylori感染状態に基づくリスク層別化」に加えて,「胃がん検診の対象年齢の引き上げ」も想定されるが,医療費の削減,検診不利益の減少,リスク評価の標準化,適切な検診間隔など,エビデンスに基づく検診戦略の策定が必要である.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

© Nankodo Co., Ltd., 2026

