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特集 舌がん・口腔がん治療の最前線〔特別付録web動画〕
《治療》
下顎骨の再建—咬合を含む再建の精度を上げる方法
Current techniques in mandibular reconstruction after ablative cancer surgery
橋川 和信
1
Kazunobu Hashikawa
1
1神戸大学大学院医学研究科形成外科学
pp.1134-1138
発行日 2019年12月20日
Published Date 2019/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202254
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POINT
●下顎骨区域切除が術後QOLに及ぼす影響は大きい。可能な限り骨欠損を即時再建することが望ましい。
●CAT分類は,本邦で考案された下顎骨区域切除後の欠損分類法である。単純明快で使いやすく,術後結果との相関性が高い。
●下顎骨の再建材料にはさまざまなものがある。いずれも長所と短所があるが,最も生理的な再建が可能なのは骨弁である。
●精度の高い下顎再建を行うのに,必ずしも特別な機器類は必要でない。多くの施設で利用可能な方法を適切に組み合わせることが重要である。
●下顎再建に際しては,腫瘍切除を担当する頭頸部外科だけではなく,歯科・口腔外科とも十分な連携をとることが大切である。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年12月)。
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