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特集 ここまできた! 頭頸部希少癌の治療戦略
頭頸部希少癌の治療戦略
Therapeutic strategies for rare head and neck cancers
丹生 健一
1
Ken-ichi Nibu
1
1神戸大学大学院耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野
pp.102-104
発行日 2019年2月20日
Published Date 2019/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201928
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はじめに
国立がん研究センターのがん情報サービスによると,2016年度の本邦における主な癌の死亡数は,肺癌は約7万4000例,大腸癌は約5万例,胃癌は約4万5000例で,頭頸部では発生数は,喉頭癌が約5000例,口腔・咽頭癌は全部位を合わせて約1万9000例であった1)。多彩な病理組織像を示す鼻腔や唾液腺の悪性腫瘍,原発不明癌となるとさらに少なく,一施設の経験や前向き臨床試験で治療方針選択の指標となるエビデンスを生み出すことは難しい。本特集では,こうした頭頸部の希少癌を取り上げ,最新のエビデンスと治療戦略を,本邦を代表するエキスパートの皆様に解説していただくこととした。
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