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特集 自宅でできるリハビリテーションのレシピ
嚥下障害のリハビリテーション
Dysphagia rehabilitation
金沢 英哲
1
,
藤島 一郎
1
Hideki Kanazawa
1
,
Ichiro Fujishima
1
1浜松市リハビリテーション病院 えんげと声のセンター
pp.715-726
発行日 2017年8月20日
Published Date 2017/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201375
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POINT
●リハビリテーションとは,機能訓練と同義ではなく,治療的アプローチ,代償的アプローチ,環境改善的アプローチ,心理的アプローチからなり,これらを融合させて患者の生活の質を維持向上,最大の幸福を目指す医学である。やみくもに訓練をあてはめるのではなく,病態把握は勿論のこと,患者・介助者ニーズや患者予後と経時的変化を見極めて,上記のアプローチを認識しつつ適切に使い分けることが大切である。
●嚥下障害の潜在因子の1つは加齢である。加齢変化の病態を捉え,抗加齢に有用と考えられる簡便なリハビリテーションの意義と方法,施行時の注意点について述べる。
●地域社会で嚥下調整食の互換性を保つために,統一基準化や『嚥下パスポート』などについて紹介する。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます。
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