Japanese
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特集 嚥下障害の完全マスター
嚥下障害のリハビリテーション
Dysphagia rehabilitation
國枝 顕二郎
1
,
藤島 一郎
1
Kenjiro Kunieda
1
,
Ichiro Fujishima
1
1浜松市リハビリテーション病院リハビリテーション科
pp.291-298
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200865
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POINT
●嚥下障害の外科的治療の適応判断や,術後の嚥下機能改善のために嚥下リハは必須である。
●嚥下リハで重要なことは予後予測であり,嚥下リハの有効性や限界,嚥下障害の原因や病態を熟知しておく必要がある。
●嚥下障害のスクリーニングに水飲みテストなどがあるが,嚥下障害の早期発見のために最も大切なことは摂食場面の臨床的な観察である。
●嚥下リハでは,機能訓練だけでなく代償法や環境改善を疾患や障害に応じて使い分ける。
●誤嚥性肺炎患者において安全な摂食条件の設定が可能ならば安易な絶食は避ける。
●近年,非侵襲的脳刺激療法や神経筋電気刺激などを用い,従来の訓練と組み合わせた新たな嚥下治療が注目されている。
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