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特集 ここが知りたい! 高齢化時代の頭頸部がん診療
代用音声
Rehabilitation for elderly laryngectomized patients
佐藤 雄一郎
1
Yuichiro Sato
1
1新潟県立がんセンター新潟病院頭頸部外科
pp.616-622
発行日 2017年7月20日
Published Date 2017/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201357
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POINT
●頭頸部がんの多くを占める下咽頭・喉頭がん治療において,昨今は非手術治療による機能温存を期待する患者が多い。
●しかし,放射線治療を選択した場合,合併症の1つである誤嚥性肺炎は臓器予備能の低下している高齢者にとっては致命的となる。
●つまり,高齢者だからこそ全身状態など一定の条件がクリアされれば,喉頭全摘などの拡大切除を積極的に選択することも理論として成立する。
●喉頭全摘者が高齢であっても,若年者と同様に,食道発声,電気喉頭発声,シャント発声を患者のライフスタイルに合わせて公平に提案する。
●高齢者の喉頭全摘患者では,保温・加湿されない吸気による下気道障害への対策として人工鼻の使用は推奨される。
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