Japanese
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特集 聴神経腫瘍診療のNew Concept
《治療戦略》
放射線治療
Radiosurgery for acoustic neuroma
周藤 高
1
Takashi Shuto
1
1横浜労災病院脳神経外科
pp.1026-1030
発行日 2016年12月20日
Published Date 2016/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201134
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POINT
●脳槽部最大径が2〜2.5cm以下の腫瘍がガンマナイフ治療のよい適応である。
●ガンマナイフによる本腫瘍の制御率は5年以上の経過観察でおおむね90%以上であり,現在の治療技術を用いれば合併症としての顔面神経麻痺をきたすことは稀である。
●本腫瘍に対するガンマナイフ治療後の約5%で,交通性水頭症の合併をみる。
●再発腫瘍に対するガンマナイフ再照射は選択肢の1つとして考慮しうる。
●神経線維腫症Ⅱ型(neurofibromatosis type 2:NF2)の聴神経腫瘍に対するガンマナイフによる腫瘍制御率,聴力温存率はともにnon-NF2例に比して不良である。
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