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特集 聴神経腫瘍診療のNew Concept
《治療戦略》
手術:経迷路法・中頭蓋窩法
Surgical strategy:translabyrinthine approach and middle cranial fossa approach
山本 裕
1
Yutaka Yamamoto
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.1032-1038
発行日 2016年12月20日
Published Date 2016/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201135
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POINT
●術式の選択に際しては,腫瘍の大きさと性状,患者の年齢のほか,聴力,顔面神経の温存性などの機能面に関して十分検討する必要がある。
●中頭蓋窩法では,若年で有効聴力が保たれており,腫瘍が内耳道内に限局している症例がよい適応となる。
●経迷路法では,実用聴力が廃絶している小〜中等度の大きさの腫瘍症例がよい適応となる。
●経迷路法では術後髄液漏の防止に十分配慮する必要がある。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2018年12月)。
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