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特集 嚥下障害の完全マスター
嚥下機能評価
Evaluation for swallowing function
香取 幸夫
1
Yukio Katori
1
1東北大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学
pp.283-290
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200864
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POINT
●患者の経口摂取の状況に加え,誤嚥のリスクに関して評価する。
●問診,全身・局所の診察,簡易検査,嚥下内視鏡検査,嚥下造影検査の順に行う。
●局所の診察では,舌,咽頭,喉頭の運動と感覚に注目する。
●嚥下内視鏡検査では兵頭のスコアが有用で,特に感覚を評価する項目が重要である。
●嚥下造影検査はさまざま食材や体位での評価が可能で,治療的な検査としても行われる。
●医師,メディカルスタッフ,患者が評価結果を共有して治療を進めることが望まれる。
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