Japanese
English
特集 膿瘍—マネジメントとピットフォール
咽後膿瘍
Retropharyngeal abscess
鈴木 正志
1
Masashi Suzuki
1
1大分大学医学部耳鼻咽喉科学講座
pp.142-147
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200513
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POINT
●咽後膿瘍は縦隔洞炎を併発する危険性がある。
●保存的治療として抗菌薬は広域スペクトルのペニシリン系,セフェム系とリンコマイシン系抗菌薬の併用投与が多い。
●切開排膿は口内切開と外切開がある。
●保存的治療と切開排膿,口内切開と外切開の選択を要する。
●稀に結核性症例,神経症状や斜頸を呈する症例がある。
●鑑別すべき疾患は石灰沈着性頸長筋腱炎,化膿性脊椎炎,川崎病がある。
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