Japanese
English
特集① 学校保健と耳鼻咽喉科
学校保健での睡眠時呼吸障害
Sleep-related breathing disorders in school health services
工藤 典代
1
Fumiyo Kudo
1
1千葉県立保健医療大学健康科学部栄養学科
pp.430-435
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102866
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POINT
●学童生徒には睡眠時呼吸障害の疑いのある児が3~4%存在することが学校保健会の調査研究で明らかになった。
●児童生徒に睡眠時呼吸障害があると,日中の活動,勉学,性格などにも影響が生じる。
●子どもに「いびきがある」「鼻がつまる」と,「学習意欲」や「落ち着き」に影響をきたす傾向がある。
●原因疾患の多くはアデノイドや口蓋扁桃肥大,アレルギー性鼻炎・鼻副鼻腔炎であり,それぞれ手術適応,保存療法の対象となる。
●児童生徒にかかわる医療者や学校関係者が睡眠時呼吸障害の知識をもち,疑いがあれば医療機関につなぐことが重要である。
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