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特集① 知っておきたい放射線治療の新しい知識―専門医の診方・治し方
超選択的動注化学療法
Superselective intra-arterial chemotherapy
吉田 大介
1
Daisuke Yoshida
1
1北海道大学大学院医学研究科医学専攻病態情報学講座放射線医学分野
pp.234-240
発行日 2013年3月20日
Published Date 2013/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102401
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POINT
●マイクロカテーテルを用いてシスプラチンを超選択的に腫瘍の栄養動脈から投与する治療である。
●中和剤であるチオ硫酸ナトリウムを全身投与し,副作用を軽減しつつ治療強度を上げている。
●放射線治療を併用し,シスプラチンの放射線増感効果を活用している。
●適応を慎重に選ぶことで,全身化学療法を上回る高い治療効果が得られる。
●優れた血管内治療(IVR)医と,耳鼻咽喉科医が協力して治療にあたるべきである。
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