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特集① 知っておきたい放射線治療の新しい知識―専門医の診方・治し方
陽子線治療
Proton beam therapy
秋元 哲夫
1
Tetsuo Akimoto
1
1国立がん研究センター東病院臨床開発センター粒子線医学開発分野
pp.230-233
発行日 2013年3月20日
Published Date 2013/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102400
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POINT
●陽子線治療はブラッグピークという物理学的特性から,優れた線量分布が得られる。
●腫瘍とリスク臓器が近接する頭頸部癌では,その線量集中性から有害事象の低減と線増加が可能である。
●陽子線治療の生物学的効果比はX線とほぼ等価であるため,X線による放射線治療データを利用しやすい。
●頭頸部癌では悪性黒色腫や嗅神経芽細胞腫,腺様囊胞癌などの非扁平上皮癌で有用性が高い。
●術後再発や放射線治療後の再発などに対する治療としても期待できる。
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