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特集 日常診療で遭遇するトラブルへの対応
耳鼻咽喉科処置時におけるショック様症状
Anaphylactic like reactions in otolaryngology practice
石川 浩太郎
1
Kotaro Ishikawa
1
1自治医科大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.9-13
発行日 2012年1月20日
Published Date 2012/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102037
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Ⅰ はじめに
日常診療の現場で遭遇するショック様症状は,状況が急速に変化し,患者の意識消失を伴うため,経験の少ない医療従事者にとっては自分を見失うような事態となる危険性をもっている。特に夜間の救急外来など,人手の足りない現場ではなおさらである。アナフィラキシーショックの場合,診断が後手になり治療が遅れれば致命的な事態を招くことになる。そこでこの章ではショック様症状について,その病態を把握し,緊急時に適切な対応ができるよう知識を整理しておくことが目的である。
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