Japanese
English
目でみる耳鼻咽喉科
自然寛解を認めたランゲルハンス細胞組織球症(LCH)の1症例
A Self-Limited Case of Langerhans Cell Histiocytosis
原 浩貴
1
,
山下 裕司
1
,
村上 直子
1
,
今手 祐二
1
Hirotaka Hara
1
1山口大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.598-599
発行日 2003年8月20日
Published Date 2003/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100919
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ランゲルハンス細胞組織球症(Langerhans cell histiocytosis:LCH)は,組織球増殖性疾患の1つであり,ランゲルハンス細胞の反応性増殖が病因とされる疾患である。小児に好発し,主な病変部位は骨,皮膚,中枢神経,肺,骨髄,肝,リンパ節などであるが,耳鼻咽喉科領域では側頭骨病変の報告が多い1)。
今回われわれは,右側頭部に発症し自然寛解がみられたLCHの1例を経験したので報告する。
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