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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(3) 1992年11月東京
学術展示
白内障術後の前嚢下混濁部位におけるb-FGFリセプターに関する免疫組織学的検索
Immunohistochemistry of b-FGF receptor in anterior subcapsular opacification after cataract surgery
高坂 昌志
1
,
重光 利朗
1
,
馬嶋 清如
1
Masashi Kousaka
1
,
Toshiro Shigemitu
1
,
Kiyoyuki Majima
1
1藤田保健衛生大学眼科
pp.1084-1085
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908652
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緒言 後房レンズ挿入術後の残存水晶体上皮細胞を起因とする合併症にフィブリン反応,眼内炎,嚢混濁などがある。特に嚢混濁は高頻度に出現し,視力低下の原因となる。また,近年術後の嚢混濁と残存水晶体上皮細胞との関係が報告されており1),これには,房水中にその存在が確認されているb-FGF (basic fibro—blast growth factor:塩基性線維芽細胞成長因子)やEGF (epidermal growth factor:上皮細胞成長因子)などの細胞成長因子の関与が示唆されている2)今回,細胞成長因子のひとつであるb-FGFに注目し,眼内レンズ挿入術後の前嚢下混濁部位におけるb-FGFリセプターの局在を免疫組織学的方法により検索した。
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