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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(2)1991年10月 広島
学術展示
太田母斑にみられた隅角発育異常緑内障の1例
A case of goniodysgenetic glaucoma in the nevus of Ota
荒木 英生
1
,
吉富 健志
1
,
猪俣 孟
1
Hideo Araki
1
,
Takeshi Yoshitomi
1
,
Hajime Inomata
1
1九州大学医学部眼科学教室
pp.522-523
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908444
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緒言 太田母斑は東洋人に多く,半数以上に眼球メラノージスを伴う1)。本邦における太田母斑にみられた緑内障の報告は数例が散見されるのみである2〜4)。今回筆者らは,太田母斑にみられた隅角発育異常緑内障で9歳の女児の症例を経験したので報告する。
症例 9歳の女児。生後3か月に,近医で右眼瞼皮膚の色素沈着と右眼のメラノージスにより,太田母斑と診断された。1990年2月に光視症を自覚して近医を受診し,右眼の高眼圧を指摘された。β-ブロッカー剤点眼で眼圧がコントロールできずに,1991年3月九州大学眼科を紹介された。
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