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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(2)1991年10月 広島
学術展示
網膜動脈・静脈閉塞症と脳虚血病変
Obstruction of retinal vessels and cerebral is chemic lesion
野口 智
1
,
雨宮 次生
1
,
上谷 雅孝
2
Satoru Noguchi
1
,
Tsugio Amemiya
1
,
Masataka Uetani
2
1長崎大学医学部眼科学教室
2長崎大学医学部放射線医学教室
pp.520-521
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908443
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- Abstract 文献概要
緒言 網膜動脈・静脈閉塞症にはさまざまな全身合併症があるといわれ,脳梗塞もそのひとつであり,特に網膜動脈閉塞症と脳梗塞の関連性が強いとされている1)。筆者らは,網膜動脈閉塞症および静脈閉塞症患者に対し頭部MRIを施行し,脳虚血性病変の有無を検討したところ興味深い結果を得たので報告する。
対象および方法 対象は,1990年1月から1991年3月までの間に長崎大学医学部附属病院眼科を受診した網膜動脈閉塞症および網膜静脈閉塞症患者のうち,当院放射線科において頭部MRIを施行した24名であり脳虚血性病変の有無を検討した。頭部MRIにおいて,T1強調画像で等〜低信号,T2重調画像で高信号を呈する白質病変を認めたものを脳虚血性病変とした。
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