Japanese
English
連載 眼の組織・病理アトラス・89
隅角後退緑内障
Angle recession glaucoma
猪俣 孟
1
,
向野 利彦
1
,
田原 昭彦
1
Hajime Inomata
1
,
Toshihiko Kohno
1
,
Akihiko Tawara
1
1九州大学医学部眼科学教室
pp.232-233
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903630
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前眼部に鈍的外傷を受けた際に,外傷の直後あるいは数か月経過して,眼内圧が上昇する。これを隅角後退緑内障angle recession glaucoma,あるいは打撲緑内障contusion glaucomaという。
虹彩根部が離断したものを虹彩離断iridodialysisといい,毛様体実質が裂けて毛様体経線線維と輪状線維が離れるものを隅角離断goniodialysisという。すなわち,隅角離断では毛様体の経線線維は強膜に付着したままである。毛様体筋の全てが強膜から完全に離れるものを毛様体離断cyclodialysisと呼ぶ。
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