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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(3)1989年10月 名古屋
学術展示
家族性発症が疑われる色素性緑内障の1例
A familial case of pigmentary glaucoma
照屋 武
1
,
比嘉 敏明
1
,
知念 靖
1
,
比嘉 武史
1
,
長瀧 重智
1
Takeshi Teruya
1
,
Toshiaki Higa
1
,
Yasushi Chinen
1
,
Takeshi Higa
1
,
Shigetoshi Nagataki
1
1琉球大学医学部眼科
pp.692-693
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908141
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- Abstract 文献概要
緒言 色素性緑内障(pigmentary glaucoma)は中等度の近視を有する若年の男性に好発する緑内障である。1949年にSugarら1)が命名して以来,色素性緑内障に関する報告はSugarの自験例19例を含めた147例の総説2),自験例104例の臨床所見をまとめたScheie and Cameronの論文3)など欧米には多数あるが,わが国では数例4-8)にすぎない。今回,同胞2人が開放隅角緑内障を有する家系の一員に,色素性緑内障と考えられる症例を経験したので報告する。
症例:32歳男性。
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