連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・21
人工水晶体の偏位による色素性緑内障に対する対策
千原 悦夫
1
1京都大学
pp.1424-1425
発行日 1990年9月15日
Published Date 1990/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900353
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近年人工水晶体挿入術は広く普及し,年々多数の患者が手術を受けている。人工水晶体は後房で嚢内にうまく挿入されると合併症も少なく,安定した視力が得られるが,out of the bagに挿入されるといくつかの合併症が起こりうる。本報ではその合併症のひとつであるpigment dispersion glaucoma (Grey iris syndrome)の症状とその対策について述べる。
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