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連載 眼科手術のテクニック・145
点眼麻酔下耳側角膜小切開での合併症の処理—(1)破嚢・硝子体脱出
Technic for the complication of small temporal corneal incision under topical anesthesia: (1) Posterior capsule rupture/vitreous prolapse
市川 一夫
1
Kazuo Ichikawa
1
1社会保険中京病院眼科
pp.402-403
発行日 2002年4月15日
Published Date 2002/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410907649
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- Abstract 文献概要
2000年に私が行った白内障手術は3,025件で,そのうち嚢外摘出術で最初から行ったものが3件であり,そのほかは超音波乳化吸引術で行った。
術中合併症は38眼(約1.3%)に認められ,破嚢が28眼,チン小帯断裂が10眼であった。術前から外傷などですでに断裂や破嚢が明らかにあったものを除くと合併症は27件(0.89%)であった。いずれにしろ,1か月に2件から3件くらい合併症を起こしていることになる。術者なら誰でも(例外的な人はあるかもしれないが),合併症の処理を経験しているはずである。
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