特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
外来フォローアップの実際
ぶどう膜炎の外来フォローアップ
鈴木 参郎助
1
1慶應義塾大学医学部眼科学教室
pp.210-213
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906577
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ぶどう膜炎は急性に発症し短期間で治癒する場合もあるが,再発を繰り返したり,慢性化する場合も多い。したがって,長期に持続するぶどう膜炎から白内障,緑内障などを合併することも少なくない。ぶどう膜炎の治療には,局所あるいは全身へのステロイド投与や免疫抑制薬の全身投与が必要となる場合もあり,これらの薬剤の減量,中止の判断がぶどう膜炎患者のフォローアップにおいて重要なポイントとなる。また,これらの薬剤の眼局所あるいは全身への副作用が問題となる場合も多い。
このように,ぶどう膜炎患者のフォローアップにおいては,視機能や眼所見だけでなく,全身所見をも考慮する必要がある。
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