Japanese
English
特集 脈絡膜の画像診断
ぶどう膜炎
Choroidal imaging in uveitis
髙橋 寛二
1
Kanji Takahashi
1
1関西医科大学医学部眼科学教室
pp.1762-1773
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103996
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はじめに
眼底の画像診断のうち,脈絡膜の病態を直接あらわすものとして,インドシアニングリーン蛍光眼底造影(IA)と光干渉断層計(OCT)がある。なかでも,脈絡膜の深部まで断層像を検出できる深部強調光干渉断層計画像(enhanced depth imaging OCT:EDI-OCT)は近年急速に眼科臨床に普及しつつあり,さまざまな眼底疾患の病態を解明できる可能性が指摘されている。ぶどう脈炎の領域では,Vogt-小柳-原田病(以下,原田病)についてはEDI-OCTを用いた解明が進んでいるが,他の疾患についての報告はまだ少ない。本稿では,脈絡膜に主座があるぶどう膜炎のEDI-OCT所見について,自験例を示しながら,病理組織所見を参考に読影所見を考察してみる。
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