眼科の控室
遺伝性疾患
pp.1560
発行日 1995年9月15日
Published Date 1995/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410904443
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眼疾患には遺伝性で起こるものがかなりあります。臨床各科のうちで,最も頻繁に遺伝性疾患に遭遇するのが眼科だと言えそうです。
この理由は簡単です。眼科の疾患は「形で見える」場合が多いので,発見されやすいことが第1の理由です。全身性の疾患でも,眼瞼の異常などを伴うことがよくあるのがその例になります。また,遺伝子異常で起こる疾患ですと,これが全身に関係する場合には,「致死遺伝子」として働くことがあり,流産したり,早死したりで子孫に伝わりにくいというのが第2の理由です。
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