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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年10月 広島
学術展示
悪性腫瘍に伴う網膜症(cancer associated retinopathy)と思われる2例
Two cases of cancer associated retinopathy
大原 進
1
,
坂本 泰二
1
,
右田 雅義
1
,
向野 利彦
1
,
大西 克尚
1
Susumu Ohara
1
,
Taiji Sakamoto
1
,
Masayoshi Migita
1
,
Toshihiko Kohno
1
,
Yoshitaka Ohnishi
1
1九州大学医学部眼科学教室
pp.850-851
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901188
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- Abstract 文献概要
緒言 悪性腫瘍の際に,腫瘍の直接の浸潤や転移を伴わないにもかかわらず神経症状を示すことが知られており,腫瘍の遠隔作用,あるいは腫瘍随伴症候群と呼ばれている。
1976年にSawyerらは腫瘍の遠隔作用として視力障害をきたした症例を報告した1)。これらの疾患は,悪性腫瘍に伴う網膜症cancer associated retinopathy(CAR),paraneoplastic retinopathy,あるいはvisual paraneoplastic syndromeと呼ばれている。
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